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この手を、離さないで 「。」 「ん、ああ。元就?」 月明かりで照らされる部屋に、一つの影が増えた。 月明かりを遮って、立っている元就は、少しおぼつかない足取りでこちらへ歩いてきた。 「…どしたの?こんな夜にさー。 アレか。“おぬし、まだ寝ておらぬのか!早く寝ぬと、馬鹿になるぞ!”とか言いに来たの?」 「…そんな事、言わぬ…」 が少し苦笑しながらそう言ったら。元就は、沈んだ表情をして、小さく呟いた。 いつもだったら、凄く怒って言い返してくるのに。おかしい。 「…え、本当に、どうしたの?」 がそう言いつつ、こっちおいで、と言葉を続けると、元就はの隣に歩いてきて、座った。 その後、少し俯きつつ、言葉を続けた。 「…死んだ」 「は?何が」 「先の戦で、家臣が、人が、…死んでしまった」 元就の声は、少し震えていた。何故だろうか、いつもは大きく見える肩も、今は小さく見えた。 「…え、なに。…後悔とか、悲しんだり、してるの?」 「そのようなものはしておらぬ。 …その様なことは、死んでいった者に失礼であろう?我はせぬ。後悔、など…」 「…そうかなあ。」 がそう言うと、元就は少し小さな声で、「…せぬ、後悔など」と言葉を続けた。 だとしたら、何で今、元就は凄く悲しそうな表情をしているのだろうか。なんで悲痛そうな声を出しているのだろうか。 「我が目指す天下の為、彼の者達の死は、必要だったと思っておる。」 「ん。」 「ただ、少し、………………だけだ。」 「へ?ごめん、聞こえなかった。」 元就の声は小さすぎて、聞き取れなかった。 が聞き返すと、「なんでもない。気にするでない」と、元就は言葉を続けた。 「、手を、借りても良いか」 「え?うん、良いよ」 元就の突然の言葉に、少々驚きつつもそう答えて、 手を元就に向かって差し出す。 それを、元就が自分の手と重ね合わせて、ぎゅっ、と少し力強く握った。 「…元就?」 「少し、」 「?」 「少しだけ、このままで…居させて…くれぬか。」 「…ん。良いよ」 元就が何を考えているか、他人のには到底考えられないけれど、 今、この手を離してはいけないだろうな、って事はどことなく感じた。 元就が握ってきた手を、 も少し、力を加えて握り締めた。 (終わり) (え、中途半端ですか。すいません。元就さんも、少しはこんな感じにしてると良いよ! って妄想で作った産物…ゲフンゴフン。まあ、アレですか。駒のように使ってるようでも、 少しは人が死ぬことに対して重荷を感じてると良いよ!って…うあああ偽者元就デスカ。 それでは。”こんなの元就じゃない!”って思ってもそれは心の中にしまっておいてください。 私の元就のイメージはこんなのなのですよ!弱いけど、それをあまり誰にも見せない人物! 合わない人は、即効窓を消してこのサイトから退散した方が、気分を害さずにすみますです。 何が言いたかったって、なんなんでしょう。それは自分の想像で!) 2006.3.2 |