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Act3.教えることは 政宗と幸村が、の家に住む事になりました。 同棲生活だよヒャッホイ。しかも、好きなキャラと。どうしようもなく嬉しいのですが。アレだ。目の保養目の保養。 とか何とか思って、二人を見ていた。頬がニヤける。傍から見たら、変な女だ。 気合を入れるつもりで、頬を少し軽く叩いていたら、幸村がテレビを指さしつつ、に問いかけてきた。 「殿、アレは何で御座るか?」 「アレ? あーえっと、テレビの事ですよね?」 「テレビ? 何だ、それ」 幸村の問いに答えていると、政宗が寄ってきた。 其れに、「えっとね、電源つけたら一番わかりやすいかな」と言って、テレビの電源をつけた。 ぱっ、とニュース番組が映し出される。其れを見て、政宗は「……すごい、な……」と感嘆のため息をもらしていた。 幸村は何だか驚いたような表情を見せて、テレビに近づき、何故か揺らした。 「ちちち、小さい人が入ってるで御座るよ! 出してあげるでござるーーッ!!」 「ああああああ! ちょっと、違う、違う! 入ってない! 入ってないってばぁぁぁぁぁ!!! やめて壊れる!」 「な、何でで御座るか? だって、小さい人が、助けを求めて……!」 「助け求めてないし、小さい人なんて居ないよ!!!」 幸村の行動を止めるべく、頭を動かして、言葉を発するのだけれど、幸村は「だ、だけどっ」と言葉を発する。 ああああテレビが壊れるーーーー!!! どうしよう、どうしよう、壊れる! テレビ買い換える金なんか無いっつうの!! どうやって止めれば良いんだ、真面目にストップだよ幸村! の必死の形相を見て、政宗も少し同情したのか、「おい、幸村。やめろって言ってるじゃねぇか、アイツが」と、言葉を発した。其れに、「……わかったでござる……」と、幸村は渋々と何故か不服そうな表情を浮かべつつ、テレビを揺するのをやめた。 オオオ政宗ありがとう…! 貴方が神様に見えるよ…!!! そんな事を思いつつ、「幸村さん、聞いて」と言葉を紡いだ。 「これは、ね。映像を写してるんです。映像……ってわかります?」 「映像、で御座るか?」 「うーん、そう。あああ何て言えば良いのかな……。 簡単に言うと、この人たちは、このテレビの中には居ないの!」 「へ、て、てれびの中に、居ない? だとしたら、どうやって此処に…?」 「その、何処かでこの今映ってる事が行われてたんですよ。 …其れをビデオカメラ、って言うのかな。それで撮るんです。 撮ったものを、此処に映像…うーん、絵として運んできてるだけだから、テレビの中に人は居ませんよ」 「びでおかめら? わかったようなわからないような、でも……、てれびの中に人が入っていないことは良くわかったでござる!」 「絵を送る、のか。すごいな」 しどろもどろに言った説明にも、幸村達は理解して、何だか満足してくれたようで。 助かった、これ以上、聞かれてもわからん……どうやって答えろというのだろうか。誰か助けておくれ。 そんな事を思いつつ、あはは、と乾いた笑いを返した。 政宗が「だったらよ」と言いつつ、の腕を引っ張り、冷蔵庫の前に立って、疑問をぶつけてきた。 「なんだ、これ」 「冷蔵庫、って言うんですけど。知りませんよね」 「ああ。残念な事に知らない。 Ah……、これはどうやって使うんだ?」 「食べ物をね、入れておくんですよ」 「食べ物を? What do you mean?」どういう意味だ 「ああ、えっと。どういう意味だ、って聞いてるんですよね。うん」 そう言って、が冷蔵庫についてどうやって説明しようか迷っていると、政宗が驚いたように言葉を紡いだ。 「異国語が、わかるのか?」 「はい。……まあ、少しだけ、ですけど」 「良いね、良いねぇ。俺の居た所では、俺の家臣以外、異国語なんて知らなかったからな。 わかる奴が居ると、何だか嬉しいな」 そういって、政宗は少し、だけど嬉しそうに微笑んだ。 何。この人は。その微笑でどれだけの女をおとしたんだ!くそう、格好良いよ! 政宗が喜んでくれるならば、どれだけでも英語喋るよ。頑張って。 そんな事を思っていると、政宗が「んで、冷蔵庫、だよな。何で食べ物を入れておくんだ?」と、話題を前に戻した。 「ああ、えっと、食べ物を、冷やしておくんですよ。ハイ」 「食べ物を、冷やす? どうやって」 「あー、原理はしりませんけど……中に冷気がですね、充満しているのですよ」 「つまり、中が冷たいってことか?」 政宗が、疑問を持って首を傾げるのを見て、は「見てみるのが一番ですよね」と言いつつ、冷蔵庫のドアを開けた。 途端、冷蔵庫から出てくる冷気。凄く冷たい。 政宗は、そんな冷蔵庫に何だか関心したようで、「これは…凄いな…」と、言葉を漏らしていた。 「寒いですよね」 「ああ、……まあ、寒い」 「だから、食べ物を此処に入れておくと、早くに腐らないんですよ」 「へえ、凄いな……。 テレビと言い、冷蔵庫と言い……、こんなにも文明が進んでるなんて凄いな。 こんなの……、俺のところには無かったし、こんなこと思いもしなかったぜ」 そういいつつ、政宗は冷蔵庫のドアを閉めた。 その後、「何時か小十郎にこれを作らせるか」とか何とか言っていたことを、は忘れない。 かわいそうに小十郎。政宗に無理難題を押し付けられちゃうね。 でも、小十郎だったら「政宗様のために!」とか言って本当に作りそうな気がする。 心の中で密かに小十郎に哀れみを向けていると、政宗が「それにしても」と言葉を紡いだ。 「なあ、普通の喋り方しろよ」 「…へ?」 なんとも間抜けな声が出た。普通の喋り方? 普通に喋っても良いのだろうか。仮にも相手は会って間もない人物。それに城の殿。敬語って言うか、ですます口調は駄目だったのだろうか。 膨らむ想像。どうしようもない、止まらない。 「で、ですけど」 「今から普通に喋れ。決定。OK?」 「え、本気ですか」 「……これから、共に暮らすんだろ。……多分、少しの間だろうけどな。 ……その口調には壁を感じる。だからやめろ。普通の口調に戻れ」 「か、壁ですか……」 「だから普通に話せ」と、政宗はに言ってきた。 ふ、普通に喋って良いのだろうか。うん、でも政宗がそう言ってるんだし。普通に喋らせていただくことにしよう。 「じゃあ、普通に喋らせてもらうね。政宗さん」 「ああ。そのほうが良いからな」 そういって政宗は薄く笑うと、「それにしても」と言葉を続けた。 「お前、よくそんな軽装で居られるな。誰かに狙われたりしねぇのか?」 「へ? 狙われる? ……あ、ああー、無いよ。平和だから。そんな事、全く無いよ。狙われるとか」 「……平和、か」 政宗が、少し切なげな表情を見せたのは、多分、見間違いではないと思う。 何、何があったんだ、政宗。そんな事を心の中で政宗に激しく問い詰めながらも、それを言葉にするのはやめておいた。 そんな事を考えていると、幸村が「殿、殿っ!!」と、を呼んだ。 それに「はいはーい、どうしたのー」と返して、幸村のところへと行く。幸村は、なにやらキラキラした瞳で、「これっ、これは何でござるかっ!」と訊いてきた。 幸村が指さしたもの、それはリモコンだ。 「ああ、リモコンですね。これは、テレビのチャンネルを変えることができるんですよ」 「チャンネル、で御座るか?」 「そう、あの…絵を変えることが出来るっていうかなんていうか。まあやればわかる、実践、実践!」 そう言いつつ、幸村にリモコンを握らせて、ボタンを押させた。 パッ、パッと切り替わっていく画面。それを見て、幸村は「おお!」と、何だか嬉しそうな声をあげた。 「凄いで御座るっ、凄いで御座るよっ!」 「凄い、……うん、凄いよね」 「楽しいで御座るよ、うおおおお館さむわぁぁぁぁぁぁ!!!」 「え、ちょっ、ちょっと待っ…!! リモコンのボタンを高速で押すのやめて、ストップして、ちょっ…リモコンが壊れるぅぅぅぅぅ!!!!!」 教える、ということは大変だ。と言う事を改めて感じた。 →NEXT あとがき。 ああああほのぼので書きたかったのに、何故にこのような事に!シリアスは入れませんよ!ええ! っていうか入れたくないですよー。ハイ。だけど、手が、手が…!!!(何ですか) 次のお話しの道筋が決まってない。うあああ本当に行き当たりばったり☆ 2005.2.13 2007.7.30 修正 |