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昨日の夜、元就に色々と心配されて。 ああ、嬉しいなあ、最高!とか思いながら眠ったはず。 いや、の見間違いじゃ無いだろうし? 何でこんな所に、この人が。・・・っていうかさ。 ・・・・・・・なんですか、この状況。 Act33.突然の出会い(恋の始まりでは無い) 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 どうしよう。お母さん、お父さん。 、とんでもない物、見たかもしれない。 何か、って、ハハン、アハハハハ 笑うしかない。 天井に穴が開いてて其処から目が見えるんですよ。 え、何で。 今さっき、目覚まして。 何か気配を感じて、周り見たんだけど、何も無くて、 “なーんだ、のおもいすごしかあ。アハハハ”とか思って上を見たら、 何か本当ちっちゃい隙間から覗く目が見えた。 ・・・・・・ほ、ホラー・・・・!!! 何だこれ、新手のイジメか。怖いっつぅに!! そんな事を想いつつ、呆然としていると、天井から「ばれちゃったかー」と言う声が聞こえてきた。 こ、この素敵なボイスは・・・!!もしや。 佐助、ですかね!え、ちょ・・・いやいやいやいや、何故伊達領に佐助が居る!!?ちょっと待て!! え、何、政宗を殺しに来たのか? だとしたら、何での部屋の天井に居る。 ああ、政宗の部屋が横だから間違えたのか、そうなのか。 ・・・・・や、もしかして。 ってば、殺される・・・・!!? え、まだ死にたくないのですが! “姿を見られたからには生かしてはいけない!”とか言って、 くない投げられたり忍法使われたりして、む、ムザンに殺され・・・るの・・・かな・・・。 そ、それだけはゴメンこうむりたいですよ、佐助さーん!!! そんな事を考えていたら、いつの間にか、佐助が横に。 ウワーイ、ゲームと同じ格好している。 ポンチョだ、ポンチョー! ・・・って自分!命の危機に何を考えているんだー!! 死ぬ、死んじゃう。助けてくだされ、お館さむわぁぁぁ!! そんな事を思っていると、佐助が嬉しそうに声をかけてきた。 「ちゃん?」 「ひっ、は、はいい!!?」 「あはは、何、どうしたの?その驚きよう。 あ、俺は猿飛佐助、って言うんだけど」 「へ、あ、はあ・・・」 「ちゃんは、ちゃんだよね? よく、伊達の旦那から話聞いてたし、特徴とかも教えてもらってたから、 人目でわかっちゃったよ」 そういって、佐助はけらけら、と言う擬音がつきそうな笑いを見せた。 特徴、って・・・どんなことを話したんだっ、政宗ーーー!猛烈に気になる。 そんな事を動かない頭で考えていると、佐助が言葉を続けた。 「もう毎日毎日聞かされちゃってさ!覚えちゃったよ、本当」 「・・・え、はあ・・・・」 「余りにもしつこいから、真田の旦那の好きな人ッ?っておちょくって聞いてみたら、 凄く顔を赤くして“え、あ、うううあ。”とか、訳わかんない言葉発したあげく、 急に逃げ出しちゃってさー」 「・・・・・・・・・えっと・・・・・・・」 「どうしたの?ちゃん」 少し笑いながら、問いかけてくる佐助。 その笑い顔が、本当に失礼だけど、 ・・・・・・・なんだか、本当に笑っているようには見えなかった。 「いえ・・・、なんでもないです」 「ん、なら良いんだけどさ。 それにしても、俺の顔じーっと見て、どうしたの?何かついてる?」 「いや、何にもついてません」 「なら、良いんだけどさ」 そう言って、また佐助は笑顔を顔に浮かべた。 ・・・・・・・・・・・・なんか、なに、何をしたいんだ?ってか何であんな所に居たんだ。 を殺しに来た訳では無いのか。もう、わけが分からなくなってきた。 「え、えっと・・・なんで、あんな所に?」 「・・・ああ!その事?」 が、疑問を佐助に言うと、佐助は少し苦笑しながら、わけを話した。 「ほら、俺って忍びなんだ。だから、ちゃんを殺しに」 「・・・・・・へ?ま、ままままッ・・・!!!?」 「冗談、冗談だよ」 そういって、ケラケラと笑う佐助。 なに、おまっ・・・、言って良い冗談と、言って悪い冗談があることを、 お前は習わなかったのか!と、問い詰めたくなった。 そんな事を思いつつ、「冗談は止めてくださいよ・・・・・・・」と、少しため息混じりに声を発したら、 佐助は「ごめん、ごめん!」と、何だか心がこもっているのか、こもっていないのか分からない様な、 謝り方をしてきた。 「まあ、良いですけども・・・・・・・・・。 んで、本当の理由はなんなんですか?」 「伊達の旦那に、見張っといてくれ。って言われてさ。 あそこに居たんだ。これが理由」 「・・・・・・・・・・・・・・ハイ?」 「伊達の旦那が言うに、“もう、絶対に離したくないから”とか、言ってたな。 きっと、ちゃんが居なくなるのが嫌なんじゃない?」 「が、居なくなるのが・・・??」 「うん、だってちゃんと伊達の旦那って一回離れ離れになったんだよね。 だから。きっと、伊達の旦那はちゃんと、もう絶対に離れたくないんじゃないの? ま、忍びの言う事だから、気にしないでね」 そういって、佐助は又笑った。 よく笑うなあ。その笑顔に、少し偽りがあるような感じがするけれども、気にしないでおいた。 気にして、どうにかなる事では無いと思うし、佐助にとって触れられたくない物なら、なおさら。 そう思いつつ、今さっき喋った佐助の言葉を、思い出してみた。 佐助の言葉を、少し考えていたら、ふとした疑問が頭をよぎった。 なんで、佐助は伊達領に居るのか。 そうじゃん!それ聞かなきゃ何も始まらない、始まらないよ!! 「ね、ねえ!佐助さんッ! 何で佐助さんは、伊達の所に居るの」 「・・・・・・・・・佐助で良いよ。 だったら、何で俺が伊達領に居たら駄目なの?」 「・・・・・・え、っと・・・・・・・」 佐助は、しっかりとの目を見て言葉を紡いでいく。 何、それはBASARAで貴方が武田軍だと言う事をしっていたからです! とか、言いたいけれど、言ったら自分の命が危なくなる気がする。 必死に言葉を考えている間も、佐助は「何で」「どうして?」とか、聞いてくる。 もおおう、止めてください!が悪かった!すいませんでした!! ジャンピング土下座するから、許してください・・・!!! そんな事を心の中で祈っても、佐助に届くはずが無く。 必死に考えて、考えて。でも、言葉は出てこない。 ・・・・・・・くうう、自分のバカめがッ! 「・・・ね、何で?」 「・・・・・か・・・」 「か?」 「顔が・・・っ」 「顔ー?」 「伊達軍っぽくないから・・・!!!!」 「・・・・・・・・」 あああああああ!!! バカ、何言ってんだ!何が“顔が伊達軍っぽくないから!”だっつうの! 佐助に失礼だ、自分!きっと佐助は今怒っているだろう。 “顔、ってひどいねえ、殺すよ?”とかいわれたりして!ヒイイ。 自分の妄想が広がっていく中、佐助が「ちゃん」と声をかけてきた。 「ヒイイイイイアア!!!! すいませんすいませんごめんなさいもう言いません!!! 佐助様のお顔は素敵でございまして、伊達軍には居ない稀な存在でございまして・・・!!」 「ちゃん?」 「すいません、ごめんなさい、ですからお命だけは・・・!!」 「・・・ちゃん、って、伊達の旦那の言うとおり、面白いコなんだね・・・」 「・・・・・・・・・・ハイ??」 が、間抜けな声を出すと、佐助は苦笑を漏らしながら、 の頭にポン、と手をのせて、言葉を続けた。 「だいじょーぶ、殺さないよ。 怒っても無い」 「・・・ほ、本当ですか・・・」 「うん、本当」 「良かったです・・・・・・・」 「んで、さ。ちゃんの言うとおり、俺は伊達軍の人間じゃ無いよ。 武田軍、真田の旦那と同じ!」 「・・・あ、ハイ・・・」 「んで、俺が何で伊達軍にいるか、って言うと─・・・、 武田軍と伊達軍、今協定結んでさ。仲良しなんだよね」 「な、仲良し?」 「うん、協定結んだから・・・・・・・。協定って分かる?わからないよね。 まあ、簡単に言えば、“もう、どちらからも攻めない”って事を約束したんだよ。うん。 ・・・すこしの、間だけ、なんだけどね・・・・・・」 「へ、へえー・・・」 が、納得したように声を漏らすと、佐助は満足したように頷いた。 と、その時。の部屋の障子が思い切り凄い速さで開き、政宗がの部屋に入ってきた。 な、なに!どうしたと言うんだ。 そんな事を思っていたら、政宗がの方に近づいてきた。 微妙に表情が怒っているように見える。なに、怒られるのか。 少し、そんな事を思い、顔を引きつらせていると、政宗がの肩を持ってきた。 「、お前、佐助に何かされたのか!!?」 「へ、な、へ・・・・?」 「されたのか、されてないのか、どっちだ?」 「何もされてないよ」 「・・・ッ、本当だな?」 「うん。本当」 「・・・そうか・・・・」 そう言って、政宗は安堵したようにため息を漏らすと、顔だけ佐助のほうに向け、 怒ったように言葉を紡いだ。 「・・・佐助・・・本当に何もしてねぇだろうな」 「してないよー、伊達の旦那。そんなカッカしちゃって。 折角の格好良い顔が台無しだよ?」 「・・・・・Fall silent.黙れ てめえ・・・、に何かあったら、絶対ゆるさねぇ」 「うーわー。怖いねえ、伊達の旦那!」 「If there was something, I kill you.」何かしたら、殺すぞ。 「・・・・・・わかってる、何もしないよ。 伊達の旦那に殺されたくないし。まだ」 「わかれば、良いんだよ」 政宗は佐助に向かって呆れながらそう言うと、の耳元に顔を近づけ、言葉を呟いた。 「何かあったら、直ぐに言えよ」と。 び、微妙に吐息が耳に当たったのですが・・・!!!ヒイイ!!! か、顔が赤くなる・・・。うう、恥ずかしい。 そんな事を思っていると、政宗はの肩に置いていた手を離し、立ち上がり、 「じゃあな」と言う言葉を紡ぎ、の部屋から出ようとした。 その瞬間を狙ってか、佐助がの近くによってきて、苦笑しながら言葉を発した。 「・・・伊達の旦那ってさ、怖いよね」 「・・・え、そっかな」 「本当、ちゃんに関する事だけ、凄く怒ってくるんだよねー。 怖い怖い」 「へ、の?」 「そうそう、きっと俺が思うに伊達の旦那はちゃんにおね」 佐助が、笑いながら言葉を紡いでいたら、 後ろからHELL DRAGON!と言う声と共に、大きな電球の球みたいな物が飛んできて、 の横に居る佐助に突撃した。 へ。ど、どういう意味ですか。訳がわからん。 頭を動かして、必死に今の状況を考えていると、政宗がの手を引いて、 「行くぞ!」と怒ったように声を発した。 「え、ちょ、行くぞ!じゃあ無くて」 「行くぞ」 「や、佐助さんがさー」 「うるせえ、行くぞ」 「・・・・・・・佐助さんが可哀想では・・・」 「うるせえ。可哀想じゃねぇ」 「や、何かプスプス言ってるしさ・・・。 なんつうか。危なくないですか、佐助さん」 「危なくねぇ。行くぞ!!!」 政宗はそういうと、の手を思い切り引き、障子を怒ったように凄い力で開けた。 こ、怖い・・・・・・・・・!!!何をこんなにも怒っているのだろうか、この人は! そんな事を疑問に思いつつ、政宗に質問してみた。 「な、何で怒ってるの? それに、何処に行くの」 「怒ってなんか、無い! 今から御飯食べに行くんだよ!」 「は、はあ。うん・・・・・・・」 困った。本当に困った。 怒ってなんか、無い!とは言っている物の、絶対に怒ってる。ありえない。 本当怖い。怖すぎる。誰か助けてください。出来れば、小十郎さんとか成実さんとか希望!! そんな事を思いつつ、歩く道のりは、 何だか長く感じられた。 →NEXT −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・・・・・・ノーコメント、です・・・。 とかいいつつ、えー・・・っと、少し解説をいたしますと。 政宗さんはさんが誰かと話してるとむかつくんですね! そして、さんにずっと傍に居てほしい、と思っているんですね!! 他にも色々思っているようですが、それは後々小説にて。 実は佐助の、そのあとの小話を乗っけてみました。 よければ読んでくださいませー。 「はーあ。こんなのでやられる俺だと思ってるのかなあ、伊達の旦那は。」 一人ごちて、ため息をついた。 ごろん、と床に転がっている大きな木の枝。切り株、とでも言うべき物だろうか。 HELL DRAGONが使われたとき、必死に変わり身の術を使って、難をのがれた。 うーん、やっぱ俺様って凄いね。 そんな事を思いつつ、自分の心に何かが生まれるのが分かった。 仕返ししてやろう、という気持ち。 今から追いかけたら、きっと目的地に着くまでには追いつけるだろう。 天井裏からそれを覗いて。あとで伊達の旦那をからかってやろう。 面白い。絶対に面白い。 自分の思いついた発想を、直ぐに実行しようと、俺は伊達の旦那を追いかけた。 追いついたのは、直ぐ。 伊達の旦那は、ちゃんの手を引いて、前を歩いている。 ちゃんの顔色は、少し悪い。 笑顔を浮かべているのだろうか、引きつっているように見える。 今さっきから、会話という会話をしていない。 ・・・あーあ。何だ、楽しくないなあ。 二人で馬鹿みたいに仲良しにしてれば、楽しかったのに。俺が。 そんな事を思いつつ、伊達の旦那の顔色を、少し見た。 その瞬間、苦笑が自分の顔に浮かぶのが分かった。 「伊達の旦那も、報われないねえ。」 ちゃんの引きつったような笑みと違う、笑み。 嬉しい事を、必死で隠そうとしているような、表情。 口は笑っていない、目も、笑っていない。 けれど、違う。 いつもより、柔らかな雰囲気。 ちゃんと、手を繋げていることが、嬉しいのだろう。 「・・・・・・・報われない、ねえ。」 小さく呟いてから、その場を去った。 伊達の旦那、凄く前に会ったときは、雰囲気が硬かった。 一歩でも、間違ったことをしたら、殺されるような雰囲気。 それが、今はあんなにもやわらかい。 少しだけ、ちゃんに、興味がわいた。 知りたい、知ってみたい。 その興味が、今は心の中の大半をしめていた。 楽しそうな、・・・・・・人、 ちゃんと、一杯話をしてみようかな、と、少し思いながら。 2006・7・4 大幅修正 |