なんていうか。
先生、なんてリアクション取れば良いのか教えてください…!!





BASARA学園 ショートホームルーム





ガラガラと、先生が扉を開ける。
先生……ザビー先生は、「皆サーン、オ元気デースカー?」と言いつつ入ってくる。
なんていうか。なんといえばいいのか。誰かが昔(というか元親なんだけど)「なんかエセ外国人みたいだよな!」と、
先生の事を話していた。全く持ってその通りだと思った。うん!





「皆サーン、返事をくれないとー、ザビー悲しいヨー。
 皆で!元気良く!オハヨウゴゼエマース!」





ザビー先生がはりきってそう言う。というか叫ぶと、ちらほらと「おはようございます…」と小さな呟きのような声が聞こえた。
少しの人数しか言ってなかったけれど、それでザビー先生は満足したようで、にこやかな笑顔を見せた。

…ええと、なんてリアクションを取れば良いんだろう…。
な、なんていうか…キモ可愛い、って言えば良いのかな。わからん。

の心の内も露知らず。ザビー先生は出席簿を取り出して、出席をとりはじめた。





「皆サーン、名前を呼んだら、大きく、返事をして下サーイネー!
 いつきサーン」


「はいはい!」


「ハイは一回で良いヨー」


「はーい!」





名前を呼ばれたいつきちゃんが大きな声で返事をする。
それに満足そうな笑みを、ザビー先生は見せてから次の出席番号の人の名前を呼んでいった。





「…サーン!」


「はい」


「ンヌオオオウ」


「…えっ?」


「愛が、感じられナイヨー!
 もっと、もっと、愛を込めテー!」


「…は、はいぃ?」


「…モウ!しょうがない子ネ!
 ちゃんと次には返事するんデスヨ!」


「は、はあ……」





がそう言うと、ザビー先生は「ンモウ!嫌ヨ嫌よも、好きのうちデスヨー!?」とか訳わからんことを言ってきた。
いや、使い方間違ってますよね。先生。

心の中で盛大に突っ込みつつ、出席をとりつつ、ザビー先生が出席を取り終わった後、
教室の扉が勢い良く開いた。





「お、おく、…遅れました…」


「政宗様!早いです!この小十郎めを何故置いていくのですか!」


「お前が靴脱ぐの遅いからだろうが!」


「なっ…、政宗様、酷いですぞ!小十郎は…」





扉の前に立っているのは、政宗と小十郎さんだ。
ぜぇぜぇと息を切らしているから、そうとう頑張って此処まで走ってきたのだろう。

元親が「お前ら二人とも遅刻ー!!」とはやしたてている。
それに対して、小十郎が「おい!元親!政宗様に対して暴言を吐いたな。前へ出ろ、前へ!」とか
少々怒りながら元親に言い返していた。





「オー!二人とも遅刻デース。残念ながら、職員室に行って、怒られてきなサーイ!」


「ンなっ…!こ、小十郎…!」


「大丈夫です、政宗様!政宗様へのお叱りはこの小十郎が許しません!」


「二人共!早く行きなサーイ!ザビー、怒っちゃうヨ!プンプン」


「う、わあ…、…い、行くぞ、小十郎」


「はい」





一瞬、ザビー先生の顔が少女漫画チックに見えたのはだけでは無いと思う。
というか、プンプンって…!!!!なんですか。ツッコんで欲しいんですか!
二人が走っていった所で、ザビー先生が「それデハ、今日のショートホームルームを終わりマース!」と言った。
先生が教室から外へ出て行くのを見てから、元親が「なあなあ、ー!」と声をかけて来た。





「なあ、一限目って、理科だよな?
 …明智先生、だよ…なあ?」


「うん、そうだね。どうしたの?なんか顔色悪いけど」


「お、俺よぉ…、教科書…忘れた…」


「うわー!頑張れ!明智先生って忘れ物した人には容赦ないもんね」


「知ってる。…うわ…うわあー…、俺、一限目休みてえー!!」


「うーん…見せることは出来るんだけどなあ…」


「…正直に謝るか、…許してもらえねぇだろう、けどよ」


「そうだね、良いと思うよ。頑張れ元親!応援してる!」


「ああ!死なないように祈っといてくれよ」





あははうふふ、とか何とか元親と談笑しながら、は元親と共に理科室への道を歩いた。



NEXT


次回は明智先生が出てくるのデスよー!
ザビーの一人称は私、ですよね。うん。まあ、良い…ですよNE!

それではでは。

2006.8.7